昭和54年(1979)   12月
1日 ジェローム・A・コーエン・ハーバード大教授が表敬。10時参院本会議で代表質問。夕方私邸で訪中勉強会
2日(日) 8時上野駅から福島県郡山市へ。桜内幹事長、伊東官房長官らが同行。党政経文化・パーティ。17時41分上野着
3日 衆院予算委員会。正午すぎ官邸にオーレセン・デンマーク外相が表敬。午後再び衆院予算委員会。18時すぎ官邸で訪中結団式
4日 9時参院予算委員会。昼、衆参両院正副議長、各党に訪中の挨拶。13時参院予算委員会
5日 9時半羽田発日航特別機で訪中。大来外相、二階堂顧問、志げ子夫人、二男裕夫妻らが同行。13時5分小春日和の北京空港に到着。華国鋒首相が出迎え歓迎式。沿道で歓迎の横断幕の中を華首相が同乗して迎賓館釣魚台へ向う。16時半人民大会堂に華首相を表敬。パンダのホアンホアンの目録贈呈を受け、オランウータンとヤクしかを贈る。17時、第1回首脳会談で朝鮮半島問題、インドシナ情勢、対ソ関係、中東情勢などを話し合う。19時人民大会堂で華首相主催歓迎宴
6日 9時半毛沢東記念堂で献花。9時50分周恩来記念展参観。10時半人民大会堂で*トウ小平副首相と会談し日中友好の保持を確認し合う。12時半*トウ副首相主催昼食会。15時半第2回首脳会談で主として二国間の協力問題を話し合う。17時40分日中文化交流協定署名式に立ち会う。20時京劇の文芸の夕を楽しむ
7日 9時半政協礼堂で「新世紀をめざす日中関係」を講演。10時50分日本人学校訪問。12時半李先念、谷牧両副首相の午餐会。北京市内王府井通りで東風市場、食堂などで市民と交流を楽しむ。16時内外記者会見。17時20分民族賓館で在留邦人と会合。19時人民大会堂で首相主催答礼宴。華首相が大平訪中の成功を讃える
8日 出発前、宿舎に*トウ副首相が表敬に来訪。空港で華首相らが歓送行事。正午中国側提供の特別機で西安に向う。13時40分着。直ちに秦始皇帝兵馬俑坑博物館へ向かい観覧。沿道に多数の市民が歓迎、「選挙区を西安へ移そうか」と冗談をいう。その後、白楽天の長恨歌で有名な華清池参観。宿舎の陝西賓館へ戻り同行記者と懇談会。19時半陝西省革命委員会主催歓迎宴で「古都西安を訪ねてみたいというのが私と私の妻にとっての長い間の夢でした」と挨拶
9日(日) 9時半陝西省博物館参観。禅林で銘書を鑑賞。揮毫を求められ「温故知新」と墨書。阿部仲麻呂の記念碑のある興慶公園を訪ね、小中学生の歌と踊りの歓迎を受ける。その後、大雁塔参観。宿舎で昼食後、14時中国特別機で西安を出発。上海で日航特別機に乗りかえ、20時25分羽田着で帰国
 




















6日 公明・民社両党は「中道連合政権」構想について最終的に合意。80年代前期に公民を軸として社会、自民の一部まで含む連合政権をつくり、日米安保条約は当面存続、自衛隊もシビリアン・コントロールを強化して保持する、とする
   



2日 イランでイスラム共和国の新憲法草案を承認するための国民投票が行われる。3日、開票の結果、圧倒的多数で支持される
4日 国連のイラン問題緊急安保理は、テヘランの米大使館の人質の即時解放、紛争の平和的解決を柱とする決議案を満場一致で採択
6日 韓国の第10代大統領に崔圭夏大統領代行が就任
69歳
  昭和54年(1979)   10日 11時半皇居で帰国の記帳。フランシス・プランシャールILO事務局長が表敬。午後、衆参両院議長、各党に帰国の挨拶。19時すぎ私邸に宇野行管庁長官らが行政改革について報告に
11日 10時参院本会議。党本部で全国政調会長会議。13時衆院本会議。16時夫人と東宮御所の皇太子ご夫妻主催の茶会へ
12日 11時予算編成で地方自治6団体と懇談。中近東大使会議出席者と昼食会。午後消費者8団体代表と懇談。西日本経済協議会代表らが名古屋オリンピック誘致などで要望。十二日会
13日 朝、二木会。大来外相らが国際エネルギー機関閣僚理事会の報告。富永直樹日展理事長らと官邸の絵画を選定。午後、党本部で各種団体代表と懇談。官邸で社会福祉関係団体代表と懇談。オレワレ・パプア・ニューギニア副首相が表敬。佐々木通産相がエネルギー問題で報告。故内田常雄元幹事長3回忌。吉兆会
14日 ハートリング国連難民高等弁務官が表敬。婦人団体代表と懇談。午後、第26回科学技術会議。中小企業団体代表と懇談。大平会
15日 11時マンスフィールド駐日米大使とイラン問題などで会談。桜内幹事長と昼食、党の総裁公選規程等改正大綱案の報告と次期参院選の打ち合せ。帰途、虎の門の書店で書籍4冊購入
16日(日) 霞ケ関カントリークラブで前川春雄、森永貞一郎新旧日銀総裁、佐橋滋余暇開発センター理事長らとゴルフ
17日 月刊「自由民主」用に女優松坂慶子氏と対談。青少年団体代表と懇談。清友会。午後労働四団体代表、政策推進労組会議と懇談。カーズウェル米財務副長官とイラン経済制裁で会談。末広会
18日 党友広報誌用に緒方貞子前国連公使と対談。春芳会。午後経済四団体代表と懇談。日米賢人グループの牛場氏らが訪米報告。岸元首相の「国連平和賞」受賞記念祝賀会へ
19日 10時党本部で参院選対策本部発足にあたり本部長として挨拶。官邸で来春の訪豪をまえに豪州報道関係者のインタビュー。午後ニュージーランド報道関係者のインタビュー。竹下蔵相、宇野行管庁長官、足立行財政調査会長らと行革問題で協議。長岡大蔵次官らと予算編成で協議。報道各社経済論説委員と夕食懇談
  10日 大来外相とバンス米国務長官とのパリ会談で、日本のイラン原油大量輸入について「無神経な行動」であると不満が表明され、友好国としての共同歩調を強く要請される
11日 第90臨時国会開会
 54年度予算の復活折衝の結果、外務省中南米局と文部省の放送大学(特殊法人)の新設が決定
19日 自民党税制調査会、55年度税制改正大綱を決定
  10日 国際エネルギー機関緊急閣僚理事会は、東京サミットでの合意を目標でなく上限とすることで合意
13日 クラーク・カナダ首相は下院で不信任案を可決され、14日に下院を解散
69歳
  昭和54年(1979)   20日 万世会の朝食会。皇室経済会議。「自由新報」正月用に女優岩下志麻氏と対談。経団連評議員会で挨拶。午後小倉政府税制調査会長が55年度税制改正を答申。家庭基盤充実グループの会。18時経済対策閣僚会議と臨時閣議で55年度経済見通しを決定。大雄会
21日 閣議で石油節約を7%とする具体案作成を指示。深見和夫報知新聞社長と対談。午後、後藤田自治相が地方財政の報告。三金会
22日 山陽放送等の新年用番組録画撮り。内閣・総理府永年勤続者表彰式。午後フジテレビ「総理と語る」の録画撮りで評論家竹村健一氏と対談。15時政府予算大蔵原案に関する臨時閣議。桜内幹事長が参院選対策について報告
23日(日) ゴルフ。1月訪問予定のオーストラリアのテレビ局が撮影
24日 全国戦没者遺族大会で挨拶。党本部で選挙対策委員会。午後四国地方報道機関新年用企画のインタビュー。田川新自ク代表代行と予算問題で会談。報道各社政治部長と懇談。鹿取外務審議官がASEAN各国訪問の報告。16時半から予算問題で社会、民社、公明各党書記長らと順次会談
25日 パレ・ソマリア外相が表敬。党8副幹事長、4局長と昼食懇談
26日 午後、党改革推進本部の根本第一、福田第二委員長が党改革案の報告に。15時皇居で内奏
27日 防衛関係国会議員が防衛予算で陳情。行政監理委員と昼食懇談
28日 閣議で特殊法人の整理等を内容とする中期行政改革計画(その1)を決定
29日 午前0時半国防会議。1時半臨時閣議で55年度予算概算を決定。いったん帰邸。正午まえ世田谷区太子堂中央商店街で物価状況を視察。16時55年度予算政府案決定の臨時閣議。併せて補助金の整理等を内容とする中期行政改革計画(その2)、35万人体制による国鉄再建案を了解
30日(日) 竹下蔵相、安倍政調会長、田中六助副幹事長らとゴルフ
31日 私邸に鈴木総務会長、園田国土庁長官、伊東官房長官らが挨拶
  20日 政府は55年度経済見通しにつき、物価安定を第一に実質成長率4.8%程度、消費者物価上昇率6.4%程度と見込む
21日 第91通常国会召集。会期は5月18日までの150日
22日 55年度予算大蔵原案が内示される。一般会計42兆5888億円、財政投融資17兆7945億円、国債発行額は14兆2700億円で国債依存率は33.5%に低下する








26日 動力炉・核燃料開発事業団は、人形峠で運転を始めたウラン濃縮工場で初めて国産濃縮ウランを回収したと発表
29日 55年度予算政府案は、一般会計が大蔵原案通り42兆5888億円、財政投融資は増えて18兆1799億円となる
  20日 ベネズエラで17日から開かれていた第50回OPEC定期総会は、強硬派と穏健派の対立で原油価格問題で何の決定もできずに閉会。石油価格は野放し状態となる
26日 ニューヨーク全市場で金が急騰し、一オンス=500ドルの大台を突破














27日 アフガニスタンでクーデタが発生し、アミン議長は処刑され、親ソ派のバブラク・カルマルが全権を掌握し革命評議会議長、首相兼人民民主党書記長に就任。ソ連軍数万が侵入
28日 カーター米大統領は、アフガニスタンのクーデタにソ連が介入したことにつき、「ソ連の隣国支配の戦後三度目の軍事行動」と非難
29日 カーター米大統領はブレジネフ・ソ連共産党書記長にソ連軍の撤退を要求
69歳

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