北京日本学研究センター

第十六回 日本語優秀学位論文大会

劉琳 「A+げ」に関する研究
秦?? 中国における日本語専攻大学院生の修士論文のテーマ設定に関する研究
鄭一鳴 狐変身譚についての中日比較研究-『太平広記』と『今昔物語集』を手がかりに-
白? 戦国武将の名物茶器蒐集への一考察
李美鈴 地域づくりにおけるソーシャル・キャピタルの構築に関する研究 ―東京都新宿区を事例に―
計惠敏 中国からの輸入が日本企業のイノベーションに与える影響-日本機械産業を対象とする実証分析

■受賞者からのメッセージ
受賞者代表  闫鑫 エンキン
 この度、第十六回大平正芳記念財団・北京日本学研究センター優秀論文賞をいただき、光栄のいたりで、大変嬉しく存じます。誠に感謝しております。新型コロナウィルスの影響で、今回の授賞式がオンライン開催となりました。コロナ禍で修士課程最後の日々に直面した不安が今回の受賞のおかげで少なからず解消できました。一生忘れられない非常に貴重な思い出になりました。
 この賞をいただいたのは、自分一人だけの力だけではありません。本稿の執筆にあたって、数多くの方のご指導やご協力をいただきました。ここで、感謝の意を申し上げたいと思っております。
 まず、心を込め、いつも親切に指導してくださいました指導教員の朱桂栄先生に、感謝の意を表したいです。北京日本学研究センター教育コースに入る前に、朱先生が日本語教育分野において非常に名高い先生だと聞いて、朱先生の指導を受けることを目指し、大学院入試を受けました。幸いに日研センター日本語教育コースの一員になれました。入学して以来、一研究者としての素質、文献の読み方、質的研究方法などについて、大変勉強になりました。また、朱先生のおかげで、常に自分を反省する習慣も身についてきました。M1後半の時に、朱先生は私の問題意識を聞き、有意義だと判断してくださいました、続けて研究していける勇気をつけてくださいました。朱先生と相談しているうちに、色々なご意見をいただき、修士論文のテーマを決めることができました。さらに、研究を実際に行う際に、面談、ウィーチャットなどの形で指導してくださり、アンケートを6回も修正してくださいました。そして、困難に遭遇した際にも、朱先生が懇切丁寧に対応してくださりました、この場をお借りして、改めて先生のご指導に深甚なる感謝の意を申し上げたいと考えています。
 次に、曹大峰先生も本稿について、非常に貴重なご意見をくださいました。本研究の方向性を明確にさせてくださいました。研究の態度のみならず、研究方法の選択などについても助言してくださいました。曹先生に、改めて謝意を申し上げたいです。また、同コースの費暁東先生にも感謝を申し上げます。本研究を行う際に、何度も費先生に相談にのっていただいて、特に量的分析手法の部分において、非常に有意義な助言をいただきました。本研究においても、今後の研究においても、費先生からいただいた研究法についてのノウハウが非常に役立つものと考えています。費先生に深く感謝いたします。
 そして、本研究の半構造化インタビューに参加してくださった皆様、アンケートを答えてくれた皆様に感謝を申し上げます。皆様が提供した貴重なデータがあるからこそ、本研究の展開ができ、結果が出たわけです。また、アンケートの配布をご協力いただいた皆様にも、感謝いたします。おかげさまで、アンケートの配布と収集が無事に終わりました。本当に助かりました。
 最後に、いつも自分を支援してくださいました家族と親友達に感謝します。皆様の支えがあるからこそ、困難を乗り越える勇気があり、本研究の完成に至ったのです。
 大平先生は国際社会における日本の発展を促進させると同時に、中日両国の国交正常化を中心とし、アジアー太平洋各国間の信頼関係を築く為に、絶えずに努力されてきました。特に、中日両国の友好関係の構築に尽力してきました。北京日本学研究センターの前身も、まさに41年前に、大平首相が訪中された時に、中日政府が締結した文化交流協定の中の「北京日本語研修センター」であります。それゆえ、大平正芳記念財団・北京日本学研究センター優秀論文大会で、優秀論文賞をいただくことは、さらに日本文化、日本語の勉強に取り組む原動力になると思っております。北京日本学研究センターから卒業し、就職しましたが、今後の仕事は日本語と関係あるかまいかに関わらず、日本語の勉強は諦めずに、一生続けて参りたいと考えております。
 以上を持ちまして、改めて大平正芳記念財団や北京日本学研究センターに、そして、本稿の作成する間に、支えてくださった方々に深く感謝いたします。ありがとうございました!

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