複合力の時代


昭和53(1978)年9月6日発行
著者 大平正芳・田中洋之助
発行者 小室尚相
発行所 株式会社ライフ社
複合力の時代
<目 次>
<第一章 経済時代は終わった>
槿花一朝の夢/頭脳立国へ/欧米人こそ、エコノミックアニマル
政府は下手に手を出すな/「官高民低」は問題/財政再建の決意/政党と大蔵官僚/大蔵省に学閥はない
コメント(田中)
時代の流れを掴む経済史観/経済価値から文化価値へ/高いビジネス社会のモラル/飛び出した三島由起夫

<第二章 国際社会における日本の選択>
近くて遠い日中関係/日米のワク内での日中/対ソ世論は公世だ/ソ連は永遠の隣人
コメント(田中)
外交の要諦は善隣友好/キッシンジャーの大平観

<第三章 国内政治に想う>
政権は構成より機能が大切/野党の体質をこうみる/都市と農村は対立せず/ネライは無党派層と女性票/平衡感覚に富む国民
コメント(田中)
保守単独政権の終焉/右寄りの危険はない

<第四章 これからの防衛問題>
シビリアン・コントロール/憲法九条と自衛隊/防衛論議の必要性
コメント(田中)
タブー視された防衛論議/私生児扱いは危険

<第五章 文化・教育・社会について>
教育、教育と騒ぐな/昭和元禄は観念論/ポルノに干渉は無用/言論の自由は国是/新聞にもの申す
コメント(田中)
誰のための教育論/健全な社会は健全な経済から/政治家と新聞報道

<第六章 人生を語る>
キリストとマルクス/友人・田中角栄/一橋大学は文化財
コメント(田中)
読書人・大平の風格/精神形成と学生時代

あとがき

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