昭和54年(1979)   2月
1日 9時まえ灘尾代議士と会談。10時衆院予算委員会。正午すぎ都知事選候補鈴木俊一氏の出馬表明に、竹入公明、佐々木民社両党委員長と立会う。14時すぎ灘尾議長選出の衆院本会議
2日 10時40分から17時まで衆院予算委員会
3日 終日、衆院予算委員会
4日(日) スリーハンドレッド・クラブで三男明夫妻とゴルフ
5日 9時まえ党本部で鈴木俊一都知事候補の激励会。党本部会議室での党改革推進本部全体会議に出席。10時、衆院予算委員会。19時、香川県人会主催の首相就任祝賀会に出席
6日 衆院予算委員会。春芳会。対外経済政策研究グループ(議長内田忠夫東大教授)の初会合に出席
7日 8時10分官邸で*トウ小平中国副首相と会談。後半、方毅副首相が入る。その後園田外相、黄華外相らも交えて全体会議。衆院予算委員会。19時半から首相官邸で*トウ副首相ら一行を招いて晩餐会
8日 朝公邸で二木会。衆院予算委員会。正午から衆院本会議。大平会
9日 衆院予算委員会で航空機輸入問題の集中審議。名友会
10日 大磯町の故吉田茂邸を訪問。「七賢堂」にお参り。夕方、大磯のホテルに到着。静養
11日(日) 箱根ヘドライブ。好天に誘われ秘書官らとゴルフ
12日 昼まえ大磯から私邸に帰る
   
1日 ダグラス・グラマン事件のカギをにぎるとみられていた日商岩井の島田三敬常務がビルの7階から飛降り自殺
4日 青森、石川、愛知、熊本の知事選で保守系が勝利。今年に入って7県のうち6県で保守が勝利
6日 外務省は衆院予算委で47年8月の日米ハワイ会談でグリーン米国務次官補から鶴見外務審議官にグラマン社のE2C導入要請があったことを明らかにする
8日 衆院本会議でダグラス・グラマン事件に関する疑惑究明の国会決議が採択
9日 衆院予算委でダグラス・グラマン事件究明の集中審議を開始
   
1日 イラン革命の最高指導者ホメイニ師は、パリからテヘランに到着。国外に追放されてから15年ぶりに母国の土を踏む
5日 ホメイニ師は回教共和国樹立のための暫定政府首相にメヘディ・バザルガン博士を指名
68歳
  昭和54年(1979)   13日 ジェルマコエ・ニジェール外務・協力相が表敬。松尾泰一郎訪英アイルランド輸入促進ミッション団長、田部文一郎訪タイ輸入促進ミッション団長が挨拶。午後、衆院本会議。洗心会
14日 10時、参院本会議で航空機輸入問題に関する決議。19時、一橋大OBの集まり「銀杏会」の首相就任祝賀会に出席
15日 朝、私邸で主治医が定期診断。午後、衆院本会議。エネルギー団体の土光敏夫、中山素平、有沢広巳氏らと懇談。18時すぎ衆院議長公邸で灘尾、三宅正副議長、各党幹部と懇談会。大平会
16日 衆院予算委員会。明治43年(戌年)生まれの代議士の会「ワンワン会」に出席。福永健司、春日一幸、小林進氏ら14名
17日 10時すぎ牛場信彦東京ラウンド担当政府代表と会談。斎藤幹事長と都知事選問題、国会対策で協議。私邸近くの書店に立ち寄る
18日(日) 友人・故青草定雄氏の一周忌に出席。14時すぎTBSで高橋是清を描いた「熱い嵐」の試写を観る。近くのレストランで夕食後、新宿区立体育館での「鈴木俊一を励ます会」に出席
19日 中越国境紛争で記者団質問に「(*トウ小平副首相の)相当の決意が感じられた」と答える。11時、セミチャストノフ日ソ経済委員長、ポリヤンスキー駐日ソ連大使が挨拶。14時デロバート・ナウル大統領が表敬。有田外務次官が中国のベトナム侵攻の状況報告
20日 カール・カールステンス西独連邦議会議長らが表敬。午後、衆院本会議。J・ハモンド米アラスカ州知事が表敬。細田吉蔵衆院議運委員長が保利前議長の健康回復を報告。関西吉兆会
  14日 衆院予算委でダグラス・グラマン事件の証人喚問が行われ、日商岩井の社長、副社長らが証言
 政府はイランのバザルガン暫定新政府を承認
15日 衆参両院の沖縄・北方問題特別委は国後、択捉両島にソ連の軍事基地が増強されていることを遺憾とする「北方領土問題の解決促進に関する決議」を議決
 フルブライト計画で知られる日米教育交流計画の資金負担が全額米負担から日米折半方式に改める「教育交流に関する日米協定」が調印
  13日 辞任を拒否していたイランのバクチアル首相が、新体制側民兵に逮捕される
 サウジアラビアは、世界最大の石油会社アラムコを完全国有化すると発表
14日 アフガニスタンの首都カブールで、アドルフ・ダブス米大使が反政府軍に誘拐され、奪い返そうとする政府軍との戦闘中に死亡
 テヘランの米大使館が左翼の武装ゲリラに襲撃され、サリバン大使ら70人の米人館員が人質となったが、バザルガン暫定政府の交渉により全員解放される
17日 中国人民解放軍が国境沿いの地域でベトナム軍に大規模な軍事行動を開始したので、ベトナム政府は国連安保理に中国軍撤退の措置を求め、ソ連など社会主義国に支援を呼びかける
 南北朝鮮が板門店の中立国監視委会議室で対話を再開し南北間のホットラインの再開を原則的に合意
68歳
  昭和54年(1979)   21日 10時すぎ官邸にトハミ・エジプト副首相兼大統領顧問が表敬。13時すぎ参院本会議で北方領土返還促進決議などが行われる。財界人らの「総理と語る会」
22日 外国特派員協会の昼食会で「どんな質問が出されるか小心翼々としている」と前置きし「今は意外性の時代、昨年はヤクルトが優勝、大平内閣の誕生は皆さんも予想外のことだったでしょう」と切り出して質疑も無難にこなす。貿易収支の黒字問題には「賀茂川の水と叡山の坊主は思うに任せない」と笑いを誘う。雄心会
23日 閣議後、栗原労相が雇用創出機構、解雇制限法などをめぐる与野党折衝を説明。E2C(早期警戒機)の予算が計上されていることから予算委員会の審議中断。モフタル・インドネシア外相が表敬。内閣記者会キャップと懇談
24日 副島大蔵省関税局長から東京ラウンドの現状報告。午後、浜野清吾、粕谷茂代議士から都知事選の報告。18時多元化社会の生活関心研究グループ(議長林知巳夫統計数理研究所長)初会合で挨拶
25日(日) 8時発の新幹線で大津市へ。市内で記者会見。午後、滋賀県政経文化パーティで挨拶。18時すぎ私邸着
26日 テレビ朝日「総理と語る」で、佐藤愛子氏、川内一誠氏と対談の録画撮り。午後「週刊朝日」下村満子記者のインタビュー。北極探検の植村直己氏が表敬。マンスフィールド駐日米大使と昼食、5月の日米首脳会談の準備や経済問題などを協議。夜、末広会。国立劇場の「ルーブル美術館」特別試写レセプションに出席
27日 13時、衆院本会議。田園都市研究グループ第2回会合。大栄会
28日 朴東鎮韓国外相、ジフコバ・ブルガリア文化相が表敬。昼、西村副総裁、党三役らと予算修正問題を協議。14時、河野新自由クラブ代表と都知事選で首脳会談。予算修正問題などで、15時20分、飛鳥田社会党委員長、17時、宮本共産党委員長と党首会談。製紙グループの会
  23日 22日にE2C予算をめぐる与野党国対委員長会談で自民党が予算の削除、凍結には応じられないと回答したので国会審議が全面ストップ
26日 E2C予算を凍結し解除の時期を議長に委ねることで衆院予算委が27日から審議再開、与野党間で予算修正の論議始まる
  21日 53年11月下旬から中断していたエジプト・イスラエル平和条約交渉が、ハリル・エジプト首相、ダヤン・イスラエル外相、バンス米国務長官が出席して、キャンプデービッド米大統領山荘で再開
28日 パザルガン・イラン首相はラジオ放送で、ホメイニ師委員会周辺の独自活動と左派系の政府に対する挑戦的行動とを非難
68歳

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