昭和54年(1979)   4月
1日(日) 8時55分、羽田発で大阪府知事選応援に大阪へ。10時半すぎ岸候補決起集会。記者会見。午後、南海なんば駅前など3カ所で街頭演説。香川県人会、高松高商同窓会など。20時15分、羽田着
2日 8時40分、皇居で服部高顕最高裁新長官の親任式。参院予算委員会で航空機輸入問題の集中審議。休憩中に園田外相らと牛場政府代表の訪米結果と政府調達問題の進め方を協議。19時半、総合安全保障研究グループ(議長・猪木正道氏)初会合に出席
3日 閣議でインドシナ難民定住対策を了解。ナーゼル・サウジアラビア企画相が表敬。参院予算委員会。午後、郭維城中国鉄道部長が表敬。15時半参院予算委で採決。16時参院本会議で54年度予算案成立。安井、加瀬参院正副議長、各党へ挨拶回り。閣僚と乾杯
4日 ラウレル比日協会長らフィリピン、マレーシア、インドネシアなどの元日本留学生が表敬
5日 10時半、羽田発、北海道知事選の応援に。広島町、大通公園で街頭演説。札幌市民会館で演説会。財界人と懇談会。札幌泊。セネガルから有功勲章一等を贈られる
6日 朝、空路帰京。閣議で公共事業の執行を上半期65〜70%と決定。アンソニー・オーストラリア副首相が表敬。13時20分、大阪府知事選応援のため空路大阪へ。豊中市の千里ニュータウンなどで応援演説。記者会見。大阪泊
7日 9時まえ羽田着。国鉄八王子駅前で都知事選応援遊説。正午すぎ党本部に寄り再び都内遊説へ。20時20分、鈴木候補事務所で竹入公明党、佐々木民社党両委員長と鈴木候補の記者会見に立ち会う
8日(日) 8時、私邸近くの瀬田小学校で志げ子夫人と都知事選の投票。その後、スリーハンドレッド・クラブで雨の中を知人とゴルフ
9日 首相官邸での文化の時代研究グループ(議長・山本七平氏)初会合で挨拶。リプレイ米スミソニアン研究所長が表敬。11時半、*トウ穎超全国人民代表大会常務副委員長ら中国代表団と会談。知事選全勝に「ズシーンと重みを感じる」と語る。鈴木選挙事務所へ当選祝いに。大平会。国際アルミ製錬協会主催の夕食会
10日 イノゼムツェフ・ソ連科学アカデミー幹部が表敬。13時衆院本会議で故成田委員長の追悼演説。14時ルイス・マチャード・ベネズエラ能力開発相が表敬。梅棹、香山、山崎教授が田園都市研究グループの中間報告。18時若手財界人との集まりYPOに
   
3日 54年度政府予算案が参院本会議で2票差で可決
8日 第9回統一地方選挙前半の15都道府県の知事選挙が行われる。投票率は64.08%と史上最低だったが、保守・中道勢力が圧勝した。東京都では鈴木俊一、大阪府では岸昌氏が、それぞれ当選
*トウ穎超全国人民代表大会常務委副委員長(周恩来首相未亡人)を団長とする中国の全人代代表団が来日し19日まで滞在
   
3日 中国は中ソ友好同盟相互援助条約の廃棄を決定して北京駐在のシチエルバコフ・ソ連大使に通告
5日 カーター米大統領が新エネルギー政策を発表。内容は(1)米国産原油の統制価格を81年末には国際水準にする(2)エネルギー節約をさらに進める(3)石油値上げによる石油会社の利益の半分は新税で吸い上げ、その資金で技術開発を促す
69歳
  昭和54年(1979)   11日 朝、日本貿易会常任理事会。10時、参院本会議。サラス国連人口活動基金事務局長が訪問。文化の時代の経済運営政策研究グループ(議長・館竜一郎東大教授)の初会合で挨拶。経済協力基金法案審議の衆院商工委員会。虎の門の書店に。関西吉兆会
12日 朝、公邸で二木会。10時から1時間、新宿御苑で首相主催「桜を見る会」。午後、山本警察庁長官が東京サミットの警備体制を報告。共同通信社長ら幹部と夕食会。官邸で園田外相の訪米報告を聞く。21時半、故船田中元衆院議長宅を弔問
13日 訪米勉強会。内閣記者会キャップと昼食懇談
14日 夕方、故船田元衆院議長宅での通夜へ
15日(日) 東京バーディクラブで大平会のゴルフ
16日 田園都市研究グループの朝食会。午後、キッシンジャー前米国務長官歓迎レセプション。迎賓館でサンゴール・セネガル大統領歓迎行事後、会談。皇居で同大統領歓迎夕食会
17日 官邸でキッシンジャー前長官らと会談。午後、ジョン・D・ロックフェラー四世が表敬。訪米勉強会。官邸でサンゴール大統領歓迎夕食会
18日 東京サミット用のEC関係記者団のインタビュー。午後、ワシントン・ポスト、UPI通信、ウォールストリート・ジャーナルの東京支局長と合同インタビュー。NHKなど放送各局幹部との「放送政治懇話会」。迎賓館でサンゴール大統領主催の答礼晩餐会
19日 迎賓館でサンゴール大統領と第2回会談、歓送行事。米国有力紙の東京支局長と合同インタビュー。訪米勉強会。元号法案審議の衆院内閣委員会。多元化社会の生活関心グループの会。かや会
  12日 元衆院議長・前自民党副総裁の船田中氏が死去。83歳
14日 原子力安全委員会は、緊急炉心冷却装置の見直しのために関西電力大飯原子力発電所一号機の運転停止を決定
18日 大蔵省は53年度の経常収支の黒字幅が120億2300万ドルで、52年度に比べて14.1%減少したと発表。前年度より収支が悪化したのは5年ぶり
 厚相の私的諮問機関の年金制度基本構想懇談会が報告書「わが国年金制度の改革の方向」を橋本厚相に提出
 日銀、公定歩合を1%引上げ7.23%とする
  11日 英国のサッチャー保守党首は、大幅減税、政府の支出削減、労働組合のスト権行使の制限、法と秩序の重視、防衛力強化の党綱領を発表
12日 日、米、ECなど主要先進国は、東京ラウンド(多角的貿易交渉)の合意議事録に仮調印
13日 ウガンダ民族解放戦線(UNLF)は、首都カンバラを制圧し、新政府の大統領にはルレ議長が就任
69歳
  昭和54年(1979)   20日 元号法案が可決され「ひとやま越えたな」と語る。11時、皇居で内奏。三笠宮邸で同宮夫妻のイラク訪問ご出発を見送る。午後、米有力紙の日本特派員のインタビュー。ロムロ・フィリピン外相表敬。対外経済政策研究グループの会合に出席し中間報告を聴取
21日 靖国神杜の春季例大祭に参拝。11時半すぎ羽田発、補欠選挙応援に熊本へ。記者会見。市内各地で街頭演説。19時まえ羽田着
22日(日) 7時すぎ近くの瀬田小学校で世田谷区長、区議選の投票
23日 訪米、東京サミットについて学識経験者と朝食懇談。10時、自衛隊高級幹部会同で訓示。11時、チャーチ米上院外交委員長ら表敬。ラムスドルフ西独経済相が表敬。末広会
24日 米国の歌手ペリー・コモ、ニュージーランドのトル・ボーイズ副首相ら表敬。日米欧委員会出席者歓迎レセプションで英語で講演、昼食。衆院本会議。午後、ハーマン・カーン氏、ケリー・チリ経済相、ウ・トゥン・ティン・ビルマ副首相ら表敬。17時、訪米随員、同行記者団らと結団式。大栄会
25日 東京12チャンネル「総理と語る」録画で長洲神奈川県知事、高原須美子氏と対談。安川対外経済政府代表が政府調達問題の日米交渉経過を報告。18時から最高裁で服部最高裁長官披露パーティ。春芳会。環太平洋連帯構想研究グループの会合。20時半、電電公杜の資材調達開放について、田中官房長官、牛場代表らと協議
26日 経済同友会幹部と朝食会。故船田中氏の党葬に。財特法案審議の参院大蔵委員会。17時すぎ官邸に金鍾泌元韓国首相が表敬。続いて訪米の勉強会
27日 参院本会議。首相、議長経験者及び党役員と訪米の昼食会。衆院本会議。報道各社政治論説委員と懇談。一橋大同窓生と夕食懇談
28日 9時、訪米前の内閣記者会見。「米大統領との間に寸毫も不信のタネを残さないよう徹底的に話合いたい」と強調。アームストロング米アンバサダー大学長が表敬。国連貿易開発会議の勉強会
29日(日) 秋草電電公社総裁が、私邸に日米両国の電気通信機器業界の事情説明に。12時半、皇居での天皇誕生日祝賀、宴会の儀に夫人と出席。15時40分、再び皇居での茶会の儀に出席
30日 訪米最後の準備。記者団に「平常心だ」と語る。15時7分、羽田から日航特別機で園田外相、加藤官房副長官らを随行に訪米の途へ。(現地時間)16時25分、ワシントンのアンドリュウス空軍基地着、バンス国務長官夫妻、マンスフィールド大使ら出迎え。直ちに宿舎ブレアハウスに入る。18時45分から同行記者と懇談
  20日 元号法案が衆院内閣委で可決
 秋草電電公社総裁は調達開放問題で通信機器本体の一部開放に応じる、と田中官房長官に伝える
21日 北洋でのサケ・マス漁獲をめぐる日ソ交渉が妥結、調印され、本年の対日漁獲割当量は昨年と同じく4万2500トン、見返りに日本は漁業協力費として32億5000万円支払う
22日 第9回統一地方選挙後半の市町村、東京特別区関係の選挙が行われ、自民・中道系候補が大幅に伸長する
24日 元号法案が衆院本会議で自民、公明、民社、新自ク4党の賛成で可決され、参院に送付される
25日 交通スト収拾され、春闘の山を越す
  20日 エジプト政府はイスラエル平和条約の賛否を問う国民投票の最終結果を発表。平和条約は99.95%の圧倒的支持により承認される
23日 サウジアラビア政府はエジプトとの外交関係の断絶を決定
 北朝鮮の首都平壌で開催される第35同世界卓球選手権大会に参加の米国チームは、第二次世界大戦後初めて米国代表として北朝鮮を公式訪問
24日 ローデシア総選挙の結果、統一アフリカ民族評議会(UANC)が黒人議員にわり当てられた72議席のうち51議席を獲得し、アベル・ムゾレワ議長が初の黒人首相に選出されることが確定
25日 エジプトとイスラエル両国は、3月26日に調印した平和条約の批准書を交換し、平和条約が正式に発効
28日 ジスカールデスタン仏大統領は、ブレジネフ・ソ連共産党書記長との会談ののち「緊張緩和及び平和をめぐる仏ソ協力発展計画」「仏ソ経済協力協定」などに調印
30日 イラン政府は、エジプトとの外交関係を断絶すると発表
69歳

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